世の中には制服を着る仕事というものは沢山あります。
会社員が着るスーツも広い意味で制服であるといえるでしょう。
制服には同じデザインの服を着ることで仲間意識を強めたり、仕事のオンオフを切り替えたりする役割があります。
もう一つ重要な意味として制服を見ればその人の職業がわかるということが挙げられるでしょう。
警察官が制服を着る意味はそのためであり、市民はその姿を見るだけで警察の人間であると判断することが可能です。
対して、犯人などに身分がばれないように警戒している刑事はスーツ姿でその身分を隠すようにしています。
ちなみに、警察官が制服を着るようになったのは明治7年からで色は紺色でした。それ以来、この色は警察官を表す伝統的な色になり現在になっても制服に使われています。
他に制服を着ている職業で思い浮かぶのがコックです。
それぞれに細かな違いはありますが、コックの姿を思い浮かべようとすると皆大体同じ姿になるのではないでしょうか?
これは、コックが着る制服には意味があるため同じようなデザインになるからなのです。
例えば洋食のコックの場合、頭にかぶる帽子は高さのあるものが多いです。
洋食の世界では厨房内の役割が重要なほど帽子の高さが変わってくるとされています。
シェフクラスになると一番高い帽子をかぶるようになり、これは厨房内で自分がどこにいるかをわかりやすくするためだといわれています。